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5本指ソックス 足にいいって本当?
5本指ソックス 足にいいって本当?
こんにちは、京都府京田辺市で市位整骨院鍼灸院とTONEBODYの代表をしています市位です。
また、コロナウイルスの感染者数が増えてきていますね汗
行動制限とかで帰省や学生スポーツなんかに影響が出なければいいのですが、、、
さて、今日は5本指ソックスって足にいいの?についてお伝えしていきたいと思います。
健康にいいものの中には何となくいいって聞いたから使っているなんてこともしばしばあると思いますので、この機会に5本指ソックスがご自身の足にあっているのかについてご覧いただけますと幸いです。
足の指を広げるって良くないの?
今回のブログをご覧いただくことで、5本指ソックスがご自身の足にあっているかについてご理解いただけると思います。
また、足の役割を知っておいてもらうことで外反母趾など足の不調を防ぐことができます。
よく足のために5本指ソックスを履いておられる方が多いと思いますが、場合によっては5本指ソックスが足に悪い影響を与えていることもあります。
なぜかというと、指と指の間が広がることにより、指一本一本の動きが良くなるような感じもしますが、指と指の間が広がりすぎることで前側のアーチが広がってしまうことも考えられるからです。
今回、5本指ソックスについてお伝えしようと思ったのは、当院の患者様やジムの会員様に靴下について聞かれることが多いことや、「足にいいと思って履いてるねん」ということを耳にする機会が多かったからです。
全ての場合が5本指ソックスがダメということではありませんが、5本指ソックスを履かれていて足に不調を感じる場合は5本指ソックスが足にあっていない可能性もありますね。
5本指ソックスが足に合わない場合があります
5本指ソックスが足に与える影響とは?
①足の構造
足裏にはアーチという構造があります。
このアーチとは大きく分けて3つあります。
親指と踵(土踏まず)のところ
小指と踵(外側の土踏まず)のところ
親指と小指(横アーチ)のところ
このアーチがあることで、足裏が地面につくときにクッションのような役割をしてくれています。
②開張足
開張足とは親指と小指が広がった状態で横アーチが少ないことをいいます。
この横アーチがなくなると中指下くらいにタコができてしまう方もおられます。
5本指ソックスを履くことで指と指の間隔が広くなってしまい指を広げた状態になるので前の横アーチも潰れやすくなると考えられます。
このことで、足の前側がべったっと地面についてしまう開張足となってしまいます。
③摩擦
手の指をグーするときに隣の指と当たらないようにグーする場合と指同士をくっつけてグーする場合どちらが力が入りますか?
おそらく指同士をくっつけた場合の方が力が入ると感じられると思います。
このことは、足も同様で指同士が離れすぎると摩擦によって生まれる力が発生しにくい状態となり足の指自体の力がうまく伝わらない可能性があります。
5本指ソックスを履くことでギューと締めつけるような力が出なくなってしまい浮き指などの症状にもつながりやすくなると考えられます。
まとめ
5本指ソックスを履くことで足にあるアーチという構造が機能しなくなっている場合があります。
足にいいと思って履いている5本指ソックスが指と指との間隔を広げてしまい足の前側を支えているアーチを潰してしまい足の不調をまねいていることも考えられます。
今日お伝えした5本指ソックスの影響を知っていただくことで、外反母趾や浮指といった足の不調を防ぐことができます。
また、ご自身の足にあったソックスを選んでいただくことで足の不調を最小限におさえることができるようになります。
5本指ソックスが全てにおいて悪いというわけではありませんが、5本指ソックスを履いておられて足に不調を感じられている場合は、週に一度からでも指の分かれていない靴下を使用してみることをおすすめします。
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■ 筆者について
院長 市位 尚也(いちい なおや)
柔道整復師
プロフィールはこちら:http://ichiiseikotsuin.com/profile.html
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■ 筆者について
院長 市位 尚也(いちい なおや)
柔道整復師
プロフィールはこちら:http://ichiiseikotsuin.com/profile.html
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